「サポート詐欺」初立件 ウイルス対策装い詐取疑い

押収されたパソコンや電話など=18日午前、警視庁本富士署

 パソコンがウイルス感染したという虚偽の警告を表示させ、電話してきた女性から対策サポート費名目で約3万円をだまし取ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課は18日までに、詐欺の疑いでフィリピン国籍の女と娘ら3人を逮捕した。同課によると「サポート詐欺」と呼ばれる手口で、立件は全国初。

 同課によると、3人は複数人と共謀して2018年10月〜19年7月、全国の400人以上から少なくとも計2千万円を詐取したとみられる。インターネットの広告機能を悪用し、パソコン画面上に「ウイルスに感染している」「5分以内に連絡をください」などと表示させていたとされる。


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