独ショルツ政権、8日発足 16年ぶり中道左派主導

6日、SPDの党本部で記者会見するショルツ氏=ベルリン(AP=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ第1党の中道左派、社会民主党(SPD)を主軸とする連立に参加する3党の新政権承認手続きが6日、終了した。これを受け、SPDのショルツ財務相(63)が8日に連邦議会(下院)で首相に選出され、欧州最大の経済国ドイツの新政権が誕生する。ショルツ氏の首相就任に伴い、在任約16年のメルケル首相は政界を引退する。

 新政権はSPD、第3党の環境保護政党「緑の党」、経済界に近い第4党の中道、自由民主党(FDP)の連立。SPD出身者の首相はシュレーダー氏(在任1998〜2005年)以来16年ぶりとなる。


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