2021年12月4日 15:38 | 無料公開
「ボクシング・ペインティング」で描いた作品の前でポーズをとる前衛芸術家の篠原有司男さん=4日、東京都品川区
米国在住の前衛芸術家、篠原有司男さん(89)が4日開幕の個展のため来日し、東京都内の会場で同日、ボクシングのグローブに絵の具を付けキャンバスを殴るように描く「ボクシング・ペインティング」を実演した。
篠原さんは東京芸術大中退後の1960年、赤瀬川原平さんらと前衛芸術集団「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」を結成。69年渡米し、今もニューヨークで制作を続ける。
この日は個展会場のギャラリー「ANOMALY」(東京都品川区)に登場。上半身裸で縦約2m、横約5mのキャンバスに迫力ある“一撃”を打ち込み、黒や緑、ピンクの絵の具が飛び散る度に歓声が上がった。