ウィシュマさんは暴力言及なし 静岡県警、出頭時の様子を説明

 名古屋出入国在留管理局(名古屋市)の施設収容中に死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=の遺族らが30日、ウィシュマさんが出頭した交番を管轄する静岡県警沼津署を訪れた。当時の詳しい様子を聞くためで、県警側は「元交際相手から暴力を受けていたとの言及はなかった」と説明した。

 同行した弁護士の駒井知会氏が明らかにした。妹のポールニマさん(27)は取材に「入管側と警察で言い分が違うので、どちらが正しいか分からない。納得できる説明がほしい」と語った。

 出入国在留管理庁が公表した調査報告書では、ウィシュマさんは20年8月に交番に出頭した。


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