2021年11月28日 16:22 | 無料公開
「モロハサウルス・カミタキエンシス」の復元図(兵庫県立人と自然の博物館提供)
兵庫県立人と自然の博物館は、同県丹波市にある1億1千万年前(白亜紀前期)の地層からトカゲの化石を見つけたと28日までに発表した。ドクトカゲの仲間「モンスターサウリア類」の新属新種で、世界最古という。
博物館によると、モンスターサウリア類の化石は世界で十数例しか見つかっておらず、日本では初めて。これまでは北米で見つかった1億年前の化石が最古だった。
2019年の発掘調査で、下顎の一部の化石(約2センチ)を発見。学名は「モロハサウルス・カミタキエンシス」と名付けた。両側に刃がついた「もろ刃」と、発掘場所の地名「上滝」にちなんだ。