被害生徒への不満、2月に相談 愛知中3刺殺、直前の経緯捜査

 愛知県弥富市の市立中で3年の男子生徒(14)が刺され死亡した事件で、逮捕された同学年の少年(14)が、昨年9月に生徒から頼まれ生徒会選挙の応援演説に立ったことが不満だったと今年2月、同校の教諭に相談していたことが関係者への取材で27日分かった。少年はタイプの異なる生徒との交流を重荷に感じていたとみられ、県警はこうした日常の不満が次第にストレスとなり事件につながった可能性があるとみて、直前の経緯を慎重に調べている。

 凶器の包丁が刃渡り約20センチ、幅数センチの柳刃包丁だったことも判明。インターネット通販で購入し、事件2日前の22日に手元に届いたとみられる。


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