WTO閣僚会議、無期限延期 コロナ新変異株の影響

世界貿易機関(WTO)の事務局長席=2020年7月、ジュネーブ(ロイター=共同)

 【ジュネーブ共同】世界貿易機関(WTO)は27日、スイス西部ジュネーブで30日から予定していた閣僚会議の無期限延期を決定したと発表した。新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」への対応で、同株が確認された国や地域からの入国規制措置をスイス政府が導入したため。会議の実施時期は「条件が整い次第」としている。

 WTO閣僚会議は通例では2年に1度開くことになっているが、前回は2017年12月で、今回は4年ぶりの開催となるはずだった。改革に意欲を見せて今年就任したオコンジョイウェアラ事務局長の下で初の閣僚会議となる予定だった。


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