新変異株、欧米など渡航制限拡大 アフリカ南部から

26日、南アフリカ・ヨハネスブルクの空港で、パリへの航空便に乗るため並ぶ人たち(AP=共同)

 南アフリカなどで新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が確認されたことを受け、欧米を中心にアフリカ南部からの渡航を制限する動きが拡大した。

 米政府は26日、南アやジンバブエ、ボツワナなどアフリカ南部8カ国からの渡航を29日から制限すると発表した。対象地域はワクチンの接種率が低く、バイデン大統領は声明で、発展途上国へのワクチン供給を加速するよう各国に訴えた。

 欧州連合(EU)各国は26日、南アを含むアフリカ南部7カ国からEU域内への全ての渡航を制限することで合意。ベルギーで欧州初となるオミクロン株の感染者が確認され、各国は警戒を強めている。


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