江戸の紀行文学者たちに光 有力ジャパノロジストの一人 ヘルベルト・プルチョウ著『江戸の旅日記―〈徳川啓蒙期〉の博物学者たち』  【故郷の本たちへ河野良恒】(83)

 今から十数年前、千葉日報文化部記者として東金市の城西国際大学国際人文学部長を務めたヘルベルト・プルチョウ氏をインタビューして紙面に紹介したことがあった。写真は運動部長兼写真特報部長だった山越国臣さんにお願いした。

 プルチョウ氏はスイス・チューリッヒ生まれ。パリ大学東洋語学校に学び、亡命ロシア人の日本文化 ・・・

【残り 1374文字、写真 1 枚】



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