保険証代わり利用可、わずか1% 病院薬局でマイナカード

マイナンバーカードと保険証連携のイメージ

 マイナンバーカードを健康保険証代わりに利用できる病院などが12日時点で3502施設にとどまることが19日、厚生労働省への取材で分かった。全国の病院・診療所・薬局計約22万9千施設のわずか約1・5%。システムの改修を含めて準備を終えている施設もあるものの、10月中に本格運用が始まるのを前に、多くの施設で使えない実態が浮き彫りになった格好だ。

 政府は2022年度末までに全ての医療機関での導入を目指しており、保険証としての利用によってマイナンバーカードの普及を加速させる狙いがあるものの、浸透していない。


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