年金、原発、コロナ対策で応酬 総裁選4候補が公開討論会

自民党総裁選の公開討論会で討論する(左から)河野行革相、岸田前政調会長、高市前総務相、野田幹事長代行=18日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ

 自民党総裁選に立候補した河野太郎行政改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行は18日、日本記者クラブ主催の公開討論会に臨み、年金制度や原発問題、新型コロナウイルス対策を巡り、応酬を繰り広げた。河野氏は最低限の年金を保障するため国民年金(基礎年金)の財源を全額税負担とする改革案を主張。岸田氏は党改革に取り組むとした。高市氏はワクチンや治療薬の国産化へ投資を充実させると強調。野田氏は派閥解消を訴えた。

 菅義偉首相の後継を決める総裁選は29日に投開票され、新総裁が誕生する。4氏による論戦が本格化した。


  • LINEで送る