「死ぬかも」とメドベージェフ 暑さで、五輪テニスの試合中

テニス男子シングルス3回戦の試合中に、ベンチで送風を受けるROCのダニル・メドベージェフ=28日、有明テニスの森公園

 28日にテニスの男子シングルス3回戦に勝利した世界ランキング2位のダニル・メドベージェフ(ROC)が試合中、暑さに耐えかねて審判に「試合は終えられるが死ぬかもしれない。死んだら責任を取れるのか」と詰め寄る場面があった。AP通信が伝えた。膝に手を当てて前かがみになったり、メディカルタイムアウトを取ったりもした。

 国際テニス連盟(ITF)は28日、酷暑による選手の健康面に配慮し、試合開始時間を29日から午後3時にすると発表した。選手側が納得するかどうかは不明。

 28日の試合は午前11時に始まり、強い日差しが照りつけるコートで約2時間半に及んだ。

 この日の女子シングルス準々決勝では、スペインのパウラ・バドサが第1セットを終えた後に棄権。APによると熱中症のため車いすで試合会場を後にした。


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