五輪開会式備え、未明に輸送訓練 バス150台で競技場へ

東京五輪開会式の選手輸送を想定した訓練で選手村を出るバス=20日未明、東京都中央区(代表撮影)

 東京五輪の開会式を約1カ月後に控え、選手や大会関係者のバス輸送を想定した訓練が20日未明、東京都内で行われた。選手村(中央区)や、メディアの拠点となる東京ビッグサイト(江東区)から国立競技場(新宿区)まで、大型バス計約150台を運行。スムーズに移動できるかどうか検証した上で、式当日の通行規制の詳細を固め、今月下旬に公表する。

 訓練では、国立競技場周辺の一般道と首都高速道路の一部入り口などで、一般車両の通行を規制。駐車場所から場内へ誘導する手順も確かめた。

 選手村から出発したバスは16台ずつ隊列を組み走行。首都高速を経由し、計画通り約30分で到着した。


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