幻のイソギンチャク発見 100年ぶり、三浦半島沖

約100年ぶりに発見された「ヨウサイイソギンチャク」(千葉県立中央博物館分館海の博物館提供)

 千葉県立中央博物館分館「海の博物館」やマリンバイオ共同推進機構などの研究チームは、1914年に神奈川県の三浦半島沖で採集されて以来未確認で、幻のイソギンチャクとされる「ヨウサイイソギンチャク」が、約100年ぶりに見つかったとの研究結果を公表した。17日付の日本動物分類学会の国際学術誌オンライン版に掲載した。

 ヨウサイイソギンチャクは直径約1センチで、丸型の触手が特徴。14年にスウェーデン人の研究者が2個体を採集し、40年に新種として発表されたが、その後は周辺で調査しても確認できなかった。


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