MLB、粘着物質取り締まりへ 不正使用疑惑受け、罰則も厳格化

ボールを見つめるヤンキースのコール=ミネアポリス(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】米大リーグ機構(MLB)は15日、一部投手が球の回転数を上げるため粘着物質を不正使用している疑惑を受け、取り締まりを強化し、罰則の適用を厳格化すると発表した。

 審判員は先発投手に対し、登板中にボールに異物が付着していないか複数回チェックする。救援投手はイニング終了時か降板時に確認。違反者には退場処分と、10試合の出場停止処分を科す。21日から適用する。

 メジャーでは松やになどロージン以外の使用は違反だが、公然の秘密とされてきた。今季の大リーグは「投高打低」が顕著でMLBによると、回収した公式球の多くに粘着物質使用の痕跡があったという。


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