東京・上野で「キングダム展」 人気作の原画400点紹介

上野の森美術館で開催されている「キングダム展 信」((C)原泰久/集英社)

 漫画家原泰久さんの人気作品「キングダム」の連載開始15周年を記念した「キングダム展 信」が、東京都台東区の上野の森美術館で開催されている。7月25日まで。

 2006年から週刊ヤングジャンプで連載中のキングダムは、春秋戦国時代の中国を舞台に戦災孤児の少年と、若き王の数奇な運命を描く歴史大河コミック。テレビアニメ化や実写映画化もした大ヒット作だ。

 「信」のサブタイトルの通り、仲間や敵との出会い、別れを糧に成長する主人公信の物語を、400点以上の原画や描き下ろしイラスト約20点で紹介する。合戦シーンの展示では、迫力あるBGMを使って臨場感を演出している。

 展示の全面監修に携わった原さんは「信の物語を“空間”で体感できる内容にした。原画や描き下ろし、巨大グラフィックを一緒に鑑賞することで、原作を読むのとは違う体験を楽しんでもらいたい」とコメントしている。

 会期中無休。日時指定制で、入場料は一般2500円。問い合わせはハローダイヤル、050(5541)8600。

 福岡市美術館でも8月3日〜9月26日に開催され、その後各地で巡回予定。


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