表現の不自由展に抗議再び 東京展、開幕前に会場変更

「表現の不自由展・その後 東京EDITION」のチラシ

 愛知県で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で抗議が殺到し、中断された企画展「表現の不自由展・その後」を再構成して開催予定の東京展に対し、街宣車などの抗議が相次ぎ、25日の開幕を前に会場変更を余儀なくされたことが10日分かった。

 東京都内で記者会見した実行委員会の岡本有佳さん(58)は「不当な攻撃に屈せず、法的手続きを含め断固対応する」と訴えた。移転先や会期は調整中で入場予約の受け付けも当面停止するが、中止はしないという。

 会見によると、6日に東京都新宿区の会場付近で延べ約10台の街宣車などが大音量で抗議。8日夕にもあった。


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