学術会議「拒否の6人即任命を」 総会で声明案議論

 日本学術会議(梶田隆章会長)は21日、東京都内で会員による総会を開き、菅義偉首相が拒否した会員候補6人を「即時に任命するよう要求する」とした声明案などを議論した。会期は23日まで。

 声明案は、任命拒否は学術会議に欠員を強いる一方、菅首相からの説明や回答が一切なく「会議の独立性を侵す可能性がある」と非難した。菅首相は早急に6人を任命して法定会員数を満たす責務を負うとし「仮に任命を見送る場合は、会員として適格でない個別の理由を示す責任がある」と強調した。

 昨年10月の会員の半数改選時に任命拒否された6人は、いずれも人文・社会科学分野の「第1部」の会員候補。


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