2021年4月21日 09:08 | 無料公開
東京証券取引所
21日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続落した。下げ幅は一時500円を超え、節目の2万9000円を約1カ月ぶりに割り込んだ。新型コロナの世界的な感染再拡大を懸念する売り注文が先行した。
午前9時15分現在は前日終値比344円65銭安の2万8755円73銭。東証株価指数(TOPIX)は28・03ポイント安の1898・22。
変異株の広がりに伴うコロナの深刻な流行で、国内外の景気回復ペースが鈍ると警戒された。20日の欧米株が下落し、投資家心理を冷やした。日本では近く3度目の緊急事態宣言発令に踏み切る見通しで、経済活動の停滞が意識された。