捜査書類29年間持ち帰り、千葉 証拠品も、巡査部長を停職

 約29年間にわたり捜査書類や証拠品などを無断で自宅に持ち帰り放置し続けたとして、千葉県警は16日、我孫子署の男性巡査部長(49)を停職3カ月の懲戒処分とした。巡査部長は同日付で依願退職した。県警によると、持ち帰った資料や書類は計約6千点に上り、巡査部長は「整理整頓が苦手で、ため込んで自宅に持ち帰り放置してしまった」と説明している。

 県警によると、うち51点は未解決事件に関するもので、県警は捜査に支障が生じたとして被害者らに謝罪。16日、公文書毀棄と証拠隠滅の容疑で巡査部長を書類送検した。


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