日航、20年度旅客数7割減 コロナ禍、大幅減便影響

 日本航空は15日、2020年度の国内線と国際線を合わせた旅客数が1256万9555人だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大が影響し、前年度比で72・3%減った。国内線は66・4%、国際線は96・0%落ち込み、いずれも減少幅は過去最大となった。

 感染拡大によるキャンセルが20年1月下旬ごろから中国路線中心に本格化し、その後に全路線での大幅減便に広がった。

 国内線の旅客数は、緊急事態宣言下だった20年5月に24万4974人と最も落ち込んだ。観光支援事業などで11月まで復調したが、今年1月には再び減少傾向に。国際線は入国制限による大幅減便で激減した。


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