祇園祭の山鉾巡行は2年連続中止 観光客の密集避けられず

 祇園祭山鉾連合会は15日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、7月に予定していた京都・祇園祭のハイライトとなる山鉾巡行を中止すると発表した。58年ぶりの巡行取りやめとなった昨年に続き2年連続。

 連合会は「観光客の密集が避けられず、感染対策が困難だと判断」としている。「鉾建て」など関連行事については、感染状況を踏まえて実施するかどうか決める。

 869年に疫病退散を祈った祇園御霊会が起源とされる祇園祭は、京都三大祭りの一つ。前祭と後祭の山鉾巡行には多くの観光客が訪れる。同じく三大祭りの葵祭でも、5月15日に予定していた行列の2年連続の中止が決まっている。


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