50年前のコーラ、南極で発見 観測隊からメーカーに寄贈

南極・昭和基地近くで見つかった、50年以上前に日本の南極観測隊が置いていったとみられるコカ・コーラの缶(左)とロッテのクールミントガム=2020年9月(国立極地研究所提供)

 南極・昭和基地近くで昨年9月、50年以上前に日本の南極観測隊が置いていったとみられるコカ・コーラの缶やロッテのクールミントガムが見つかった。持ち帰った観測隊員からメーカーへの贈呈式が15日、国立極地研究所(東京都立川市)であった。

 極地研によると、越冬中の第61次観測隊員4人が昭和基地から約5キロ離れた「向岩」と呼ばれる地点を訪れたところ、段ボール箱の残骸や缶詰など10〜20個の古い食料を発見。缶詰の一つには1965年製造との表記があった。65年に日本を出発した第7次隊以降が持ち込んだようだ。

 日本で初めて缶入りが発売された65年当時のデザインという。


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