奈良県、コロナ病床確保を要請 改正感染症法で全国初

 奈良県は15日、新型コロナウイルス感染者の病床使用率が高まっているとして、2月に改正された感染症法に基づき、民間病院を含む県内全ての75病院に病床確保を要請した。県によると、改正法に基づく要請は全国初という。

 改正法では、医療機関側が要請に応じない場合、より強い措置の「勧告」に切り替えられ、それでも従わなければ病院名を公表できる。

 奈良県では、今月5日から新規感染発表数が5日連続で過去最多を更新。14日時点で専用病床の使用率が68・3%、軽症者らをすぐに受け入れられる宿泊療養施設では64・8%まで上昇した。


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