富士山溶岩流の動画作成、山梨県 噴火を想定

富士山噴火時の山梨県側火口から噴出する溶岩流のシミュレーション動画(同県のホームページから)

 山梨県は3月に富士山噴火時のハザードマップが改定されたことを受け、同県側の火口から噴出する溶岩流のシミュレーション動画を作成し、13日、ホームページで公開した。同マップでは、同県富士吉田市に溶岩流が2時間で到達する可能性が示されている。

 マップは静岡、山梨、神奈川3県などでつくる「富士山火山防災対策協議会」が、17年ぶりに改定した。最新の知見により、想定噴火火口の数や溶岩流の噴出量が増え、到達範囲などの被害想定が従来に比べ大きくなった。

 シミュレーションでは、計51パターンの溶岩流が、時間の推移とともに流下する様子を1440倍のスピードで動画にした。


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