福岡知事に服部氏初当選 投票率最低、元市議破る

福岡県知事選で初当選を決め、花束を手に笑顔の服部誠太郎氏(左)=11日夜、福岡市

 前知事の辞職に伴う福岡県知事選は11日投開票の結果、前副知事の服部誠太郎氏(66)=自民、立民、公明、社民推薦=が、元福岡市議の星野美恵子氏(70)=共産支持=を破って初当選を果たした。無所属新人同士の一騎打ちを制した。投票率は29・61%で、過去最低だった2015年の38・85%を9・24ポイント下回った。

 原発性肺腺がんを公表して辞職した小川洋前知事の10年間の県政運営を継続するかどうかや、新型コロナウイルス対策が争点だった。前知事の路線継承を掲げた服部氏は、連合福岡や県農政連の支援も受け、選挙戦を優位に展開した。


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