法学者ら、夫婦別姓の早期実現を 丸川担当相に要望

丸川男女共同参画相(右)に選択的夫婦別姓の早期実現を求める共同声明文を手渡す、早稲田大の棚村政行教授(左)と慶応大の犬伏由子名誉教授=9日午前、内閣府

 選択的夫婦別姓制度の早期実現を求める法学者、弁護士の代表は9日、内閣府で丸川珠代男女共同参画担当相と面会し、1月に公表した共同声明を手渡した。面会は冒頭の撮影を除き非公開。出席した早稲田大の棚村政行教授と慶応大の犬伏由子名誉教授によると、丸川氏は「担当相としてしっかり受け止め、これから議論を進めたい」と応じたという。

 丸川氏は別姓への賛否は差し控えたが、「家族や氏制度を巡ってこんなに自民党が動いたことはない」などと、自民党内で議論が活性化している現状を歓迎。一方、課題として、子どもの姓や戸籍制度のあり方を挙げた。

 共同声明には計1094人が賛同している。


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