1月の消費支出6・1%減 感染急増、緊急宣言発令で

1世帯当たりの消費支出増減率

 総務省が9日発表した1月の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は26万7760円で、物価変動を除く実質で前年同月比6・1%減となった。減少は2カ月連続。新型コロナウイルス感染急増に伴う緊急事態宣言の再発令により、消費が大幅に落ち込んだ。

 不要不急の外出自粛や飲食店への営業時間の短縮要請を受けて、飲酒を含む外食や交通関連の支出が減った。前月比(季節調整済み)でも実質7・3%減となった。前月比の落ち込み幅は比較可能な2000年2月以降で3番目の大きさだった。

 項目別ではお年玉などの交際費を含む「その他の消費支出」が前年同月比で10・9%減。


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