中国検察、コロナ犯罪1万人起訴 偽ワクチン摘発、全人代で発表

中国全人代で活動報告する最高人民検察院の張軍検察長=8日、北京の人民大会堂(新華社=共同)

 【北京共同】中国の最高人民検察院(最高検)の張軍検察長(検事総長)は8日、北京で開会中の全国人民代表大会(全人代)で活動報告を行い、昨年1年間に新型コロナに関連した犯罪で7227人の逮捕を承認し、1万1229人を起訴したと発表した。偽ワクチンの製造などで取り締まりを強化したという。

 PCR検査に関する詐欺や公務の妨害、絶滅が危ぶまれる野生動物の違法売買で摘発されたケースが多かった。張氏は「感染症対策を妨害する犯罪を法に基づき追及する」と強調した。

 最高人民法院(最高裁)トップの周強院長も活動報告を行い、感染症対策が常態化する中で社会秩序を守ったとした。


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