2月の企業倒産、50年で最少 東京商工リサーチ調べ

全国企業倒産件数の推移

 東京商工リサーチは8日、2月の全国の企業倒産件数(負債額1千万円以上)が前年同月比31・5%減の446件となり、8カ月続けて前年実績を下回ったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大を受けた実質無利子・無担保融資といった公的支援が引き続き効果を発揮し、2月としては過去50年で最少を記録した。負債総額は5・3%減の674億円だった。

 ただ、コロナ関連倒産は114件で月間の最多を更新した。増勢が鮮明になっており、さらなる増加が懸念される。

 業種別ではサービス業や卸売業、建設業などが軒並み減少。飲食業は前年同月の63件から37件に減った。


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