井村屋、7月に地産地消の日本酒 酒類事業に参入、老舗酒造を継承

井村屋グループの日本酒「福和蔵」の純米酒(左)と純米酒「生酒」

 あずきバーで知られる井村屋グループ(津市)は5日までに、日本酒「福和蔵」を7月20日に発売し、酒類事業に参入すると発表した。三重県多気町に開業予定の商業施設「VISON(ヴィソン)」にオープンする直営店などで販売する。

 井村屋は後継者不在だった同県伊賀市の老舗酒造場「福井酒造場」を2019年10月に継承。地産地消を目指し、地元素材の使用と年間を通じて日本酒を造る「四季醸造」にこだわった。

 福和蔵は、福井酒造場の「福」と井村屋の創業者井村和蔵の「和蔵」から命名。県産の米と水を使用し、純米酒と純米吟醸酒の二つを用意。加熱処理を施さない「生酒」も購入できる。


  • LINEで送る