故・中村哲医師の半生、DVDに 監督「希望見いだして」

DVD「荒野に希望の灯をともす」

 福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」が、同会の現地代表としてアフガニスタンで活動中殺害された医師中村哲さんの半生をたどったドキュメンタリーDVD「荒野に希望の灯をともす」を作った。撮影・監督を務めた日本電波ニュース社の谷津賢二さん(59)は「暗いニュースが多い今だからこそ、中村先生の言葉や行動から希望を見いだしてほしい」と話す。

 中村さんは長年、アフガンやパキスタンの国境付近で貧困層への医療支援に尽力してきた。農地の復興や拡大も推進、現地に根差して活動を率いてきたが、19年12月4日にナンガルハル州で武装集団に銃撃され、73歳で命を落とした。


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