ミャンマー国連大使が正統性訴え 米も支持、国軍は解任発表

2月26日の国連総会で、独裁への抵抗を示す3本指を掲げたミャンマーのチョー・モー・トゥン国連大使=米ニューヨーク(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】ミャンマー国軍が解任を発表したチョー・モー・トゥン国連大使は、国連総会議長らに宛てた1日の書簡で、自身が正統な大使だと訴えた。国連のドゥジャリク事務総長報道官が2日の記者会見で明らかにした。プライス米国務省報道官も2日、チョー・モー・トゥン氏の主張を支持した。ドゥジャリク氏は国連が2日、ミャンマー外務省からも通知を受け取ったと説明。チョー・モー・トゥン氏を解任、代わりに現在の次席大使を代理大使として任命する内容という。

 国連総会のバルマ議長報道官は2日、誰が正式な国連大使なのかを巡り、国連の信任状委員会で議論されるとの見通しを示した。


  • LINEで送る