教員に生徒との私的SNSを制限 静岡県教委、懲戒処分の対象

スマートフォンの画面を見る中学生

 児童、生徒へのわいせつ行為による教員の懲戒処分が相次いだことを受け、静岡県教育委員会は2日、教員が児童や生徒と会員制交流サイト(SNS)で私的なやりとりをした場合に、懲戒処分の対象にする方針を明らかにした。SNS利用がわいせつ事案を誘発していると判断し、早ければ2021年度にも教員の処分規定に盛り込む。

 県教委によると、現在の規定はSNS利用そのものには触れておらず、「不適切な言動」があった場合のみ処分の対象としている。従来の通知では、部活などで複数の生徒を対象にした連絡網などといった形での利用を容認していた。


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