米、サウジ追加措置も検討 記者殺害で説明責任追及へ

サウジアラビアのムハンマド皇太子(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米政権の当局者らは25日、サウジアラビアのムハンマド皇太子の関与が指摘される2018年のサウジ人記者カショギ氏殺害事件に関し、米国家情報長官室が近く報告書を公表するのに合わせ、政権としてサウジに対する追加措置も検討していると明らかにした。“現場の暴走”として幕引きを図ったサウジ側の説明責任を追及する構え。

 米主要メディアは、ムハンマド皇太子が記者殺害を命令、承認していたと情報機関が結論付けたと報じており、報告書にどのように言及されるのかが焦点。内容次第ではサウジの実権を握る皇太子への制裁を求める声が強まる可能性もある。


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