中仏、アフリカ支援で応酬 習氏とマクロン氏電話会談

 【北京共同】中国の習近平国家主席は25日、フランスのマクロン大統領と電話会談し、アフリカ諸国への支援問題を巡り「フランスと意思疎通を保ちたい」と伝えた。マクロン政権が中国のアフリカ援助に対抗する姿勢を見せたことを踏まえ、両国関係の悪化を避けるために布石を打ったとみられる。中国国営通信の新華社が伝えた。

 習氏は「フランスを含む国際社会によるアフリカの支援の強化を歓迎する」と述べた。

 マクロン氏は「国際問題で中国との交流を深めたい」と応じる一方、「中国とともにアフリカの債務負担を減らし、経済成長を実現したい」とくぎを刺した。


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