日航、新卒採用9割減 22年度入社、乗務員は見送り

 日本航空は25日、グループの2022年度入社の新卒採用人数を約200人とし、新型コロナウイルスの流行で業績が悪化する前の20年度の採用実績に比べ約9割減らすと発表した。流行の長期化で需要の回復が見通せないためで、日航本体の客室乗務員の採用は見送る。

 国内線の運航便数は2〜3月で当初計画に比べ半分以下、国際線も8割減となっており、現行の人員体制での事業継続が適切と判断した。自社養成のパイロットや障害者については採用活動を実施する。

 近年のグループの採用実績は19年度が1962人、20年度が2315人だった。


  • LINEで送る