コロナ予備費、1兆1千億円支出 時短協力金や一時金に、政府

 政府は9日の閣議で、新型コロナウイルス対策の予備費から1兆1372億円を支出することを決めた。営業時間の短縮要請に応じた飲食店への協力金や、取引先への一時金に充てる。

 時短の協力金に使える地方創生臨時交付金に8802億円を支出。協力金は緊急事態宣言の対象地域で店舗ごとに1日6万円としている。

 飲食店の時短営業で売り上げが減少した取引先に最大60万円を支援する一時金には2490億円、PCR検査の費用に81億円を充てる。

 政府は2020年度第1次、第2次補正予算で新型コロナの予備費に計11兆5千億円を計上した。


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