小林化工、最長の業務停止処分へ 睡眠剤混入問題で福井県

小林化工本社にあるロゴマーク=12日、福井県あわら市

 福井県あわら市の製薬会社「小林化工」が製造する爪水虫などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入した問題で、福井県が過去最長となる116日間の業務停止命令の処分を出す方針を固めたことが27日、関係者への取材で分かった。既に会社側に処分方針を通知しており、弁明する機会を与えた上で2月前半にも正式に処分を決める見通し。

 混入は、原料をつぎ足す際に容器を取り違えたため発生。小林化工は今月20日、混入の経緯や生産管理体制に関する報告書を福井県に提出した。県は20年12月に同社を立ち入り調査しており、厚労省と協議しながら医薬品医療機器法に基づき行政処分を検討していた。


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