米とNATO首脳が電話会談 バイデン氏、関係改善へ

 【ワシントン、ブリュッセル共同】バイデン米大統領は26日、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長と電話会談し、共通の安全保障上の課題に協力して対応していく考えを伝えた。米NATO関係はトランプ前政権下で悪化したが、バイデン氏は同盟国が連携して気候変動も含めた脅威に立ち向かう重要性を強調し、関係改善にかじを切った。

 バイデン氏の就任後、両氏の会談は初めて。NATOによると、ストルテンベルグ氏はトランプ前政権下で傷ついた同盟の「再構築」にバイデン氏が取り組んでいることを歓迎した。両氏はアフガニスタンやイラクでのテロ対策などでも意見交換した。


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