コロナ国会、本格論戦開始 首相、特措法早期成立意欲

衆院予算委で答弁する菅首相。新型コロナ感染対策のためアクリル板が演台の前に置かれた=25日午前

 菅義偉首相は25日の衆院予算委員会で、新型コロナ対策について「足元の感染拡大には断固たる対応が必要だ」と強調。対策の実効性を高めるため、コロナ特別措置法改正案の早期成立やワクチンの円滑な接種にも意欲を示した。野党は2020年度第3次補正予算案に関し、緊急事態宣言下の深刻な感染状況に合致した内容になっていないとして追及する構えだ。コロナを巡る本格論戦が始まった。

 懲役刑を含む罰則を規定する特措法と感染症法の改正案に関し、首相は「事業者や個人の権利に十分配慮しつつ必要な見直しを行う」と重ねて理解を求めた。

 衆院予算委は全閣僚が出席して基本的質疑を実施した。


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