アジア最大麻薬組織の首謀者逮捕 オランダ警察、日本などに密輸

 【ブリュッセル共同】オランダ警察は22日、国際手配されていたアジア最大の犯罪組織の首謀者で、中国生まれのカナダ国籍、ツェ・チロプ(中国名・謝志楽)容疑者(57)をアムステルダム郊外スキポール空港で逮捕した。国連薬物犯罪事務所(UNODC)などによると、ツェ容疑者の組織はアジア太平洋地域の覚醒剤取引を支配。ヘロインや合成麻薬も含め日本など十数カ国に密輸していた。欧州メディアが伝えた。

 ツェ容疑者に関する国際捜査を主導するオーストラリア連邦警察が逮捕を要請した。UNODCは、ツェ容疑者の組織が2018年に170億ドル(約1兆7600億円)の収入を得たと推定。


  • LINEで送る