透析患者の入院調整困難に 感染増え「既に医療崩壊」

 透析を受けている人が新型コロナウイルスに感染した場合に入院先が見つからない事例が都市部で相次ぎ、日本透析医会は19日までに、透析施設と自治体が協力し態勢を整備するよう求めた。コロナ対応病床の積み増しや、透析に通うための車両確保などを想定。医会や関連学会による合同委員会は「既に医療崩壊と呼べる状況」と訴えた。

 合同委によると、医会に報告があった透析患者の感染は、昨年12月4日の388人が1月14日には785人と1カ月余りで倍増した。11%に当たる90人が亡くなっている。


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