今年の一皿は「テークアウト」 コロナ禍で急増、高級化も

「今年の一皿」に選ばれた「テークアウトグルメ」=8日午後、東京都港区

 食を巡る調査・研究を行う「ぐるなび総研」(東京)は8日、2020年の世相を最も反映した「今年の一皿」に「テークアウトグルメ」を選んだと発表した。

 新型コロナで客足が減少し、新たな収入源としてテークアウトを始める飲食店が急増。食事宅配サービスが普及し、高級料理やドリンク類などメニューも多様化した。

 ぐるなび総研は選定理由を「テークアウトを通じて消費者が飲食店を支援する動きも見られた」と説明。今後定着する可能性を指摘した。

 発表会でグルメリポーターの彦摩呂さんは「各飲食店が大変な苦労をされ、アイデアを凝らして作ってくれた愛を自宅で楽しめた」とあいさつした。


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