古都に年の瀬、南座の顔見世初日 2月以来の公演、千秋楽は19日

 古都に年の瀬を告げる歌舞伎公演「吉例顔見世興行」が5日、京都市東山区の南座で初日を迎えた。新型コロナウイルスの影響で南座では公演中止が続いたため、2月以来の公演となった。千秋楽は19日。

 感染拡大防止のため、座席の間隔を空けて開催。3部制各2演目で、例年よりも公演の期間や時間を短縮した。出演予定だった片岡孝太郎さんは、新型コロナに感染したため代役を立てた。

 久しぶりの公演を待ち望んだ歌舞伎ファンらは、役者の屋号などを呼び掛ける「大向こう」は自粛を求められたものの、登場した役者に拍手を送っていた。


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