香港紙の創業者・黎智英氏も収監 民主派の大物、締め付け強化

黎智英氏=9月、香港

 【香港共同】香港民主派の大物で中国に批判的な香港紙、蘋果日報の創業者、黎智英氏が3日、詐欺罪に問われた事件の初公判で、裁判官により保釈を認められず、収監された。黎氏は2日に同罪で起訴されていた。

 黎氏と同様に国際社会に影響力を持つ民主活動家の周庭、黄之鋒両氏も、2日に実刑判決を受けたばかり。中国の習近平指導部の強硬姿勢の下、民主派への締め付けが一層強化されていることを示した。

 詐欺罪の具体的な内容は不明だが、黎氏が創業したメディア集団の事務所を、別の関係会社が規定に反して使用していたことが罪に問われたもよう。


  • LINEで送る