2030年代、新車全て電動車に 温室効果ガスゼロ目標で経産省

経済産業省=東京都千代田区

 経済産業省が2030年代半ばに国内で販売する新車からガソリン車をなくし、販売する新車全てをハイブリッド車(HV)を含む電動車にする目標を設ける方向で調整していることが3日、分かった。

 菅義偉首相が50年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標を表明したことを受けた措置。欧米などではガソリン車の販売を将来的に規制する動きが出ており、経産省は目標を設定することで国内の自動車メーカー各社の電動車開発の促進につなげたい考え。有識者会議で議論を深め、年内に目標をまとめる予定だ。

 HV、電気自動車、プラグインハイブリッド車、水素で走る燃料電池車が含まれる。


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