米、対中関税を当面維持 バイデン氏、圧力継続の意向

 【ワシントン共同】バイデン次期米大統領は1日夜(日本時間2日)、トランプ政権が発動した中国に対する制裁関税を当面維持する方針を明らかにした。ニューヨーク・タイムズ紙に語った。新たな制裁関税には否定的な考えを示してきたが、中国の知的財産権侵害などの貿易慣行を是正するため圧力を継続する意向を示した。

 米中対立は貿易問題に加え、ハイテク分野など多方面に広がっている。バイデン氏が引き続き中国に厳しく臨む姿勢を示したことで、米中の緊張関係は今後も続く見通しだ。日本を含む多国間で対中国の包囲網を構築したい考えで、日本経済にも影響を及ぼしそうだ。


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