熱中症警報、全国に拡大へ 有識者検討会が方針確認

気象庁で開かれた熱中症警戒アラートに関する有識者検討会=2日午後、東京都港区

 関東甲信の1都8県で7月1日〜10月28日に試行され、熱中症リスクが特に高まった際に気象庁と環境省が共同発表した「熱中症警戒アラート」について、両省庁の有識者検討会は2日、運用状況を検証した。来夏から全国に拡大される。

 気象庁によると、今年の試行で1都8県のいずれかでアラートの発表された日数は26日(7月と10月はゼロ、8月は20日、9月は6日)だった。発表回数の最多は神奈川県の20日で、最少は長野県の5日だった。

 アラートは気温や湿度、日差しの強さから算出し、熱中症との相関性が高いとされる「暑さ指数」を活用した。


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