参院、選挙制度改革議論へ 与野党が協議会設置了承

 参院は2日、山東昭子議長と各会派代表者による懇談会を国会内で開いた。山東氏は、参院選「1票の格差」の是正に向けた選挙制度改革を議論する「参院改革協議会」の設置を提案。各会派は了承した。

 昨年の参院選を巡る1票の格差を合憲とした11月の最高裁判決を踏まえ、自民党が山東氏に協議会の設置を求めていた。臨時国会は5日が会期末で、議論は来年の通常国会以降となる見込みだ。

 参院は2017年にも改革協議会を設置し、選挙制度改革を議論。各党の隔たりが埋まらず、自民党は定数を6増する公選法の改正を強行した。野党には運営方法の見直しを求める声も出ている。


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